私の料理

母の故郷桑名の味*かきもち

母の故郷三重県桑名市

母の故郷であると同時に、伊藤家のご先祖さま出身地でもあります。

母の実家は信長と戦った寺を守る武士?から始まった、お寺でもあります。

なので歴史は長くて。

母は一人、遠い遠い北海道に嫁に来ましたから、故郷の思いは人一倍強かったと思います。

それは嫁に出した、きみおばあちゃんが娘を思う気持ちと連動していたことでしょう。

私たち3人姉妹は小さい頃から母の故郷の味を特別なものと感じていました。

例えば里芋。

今はもちろんどんなときにも手に入りますが、当時はなかなか珍しい物だったでしょう。(北海道で)

里芋を送ってきたときにまず最初に料理してくれるのは「きぬかつぎ」。

北海道の人には全く馴染みのない料理ですが、皮に少し切れ目を入れて丸ごと蒸すか茹でるか。

火が通ったら、皮を剥いて生姜醤油で食べるという素朴な食べ方です。

母は嬉しそうに「美味しいでしょう〜」と私たちに食べさせてくれたのを鮮明に覚えています。

小さかった私は素朴なこの味をすごく美味しいと思ったのではないと思いますが、でもそういった素朴な味を悪くはないな、、とか、そういうふうに捉えていたのでは?と今更ながら。

私は里芋の味をこの衣被で覚えたのでしょう。

一方、当時たくさん食べたであろうジャガイモはどんなふうにして食べたか、、、全く記憶ないですわ。(たっぷり食べたでしょうが)。

故郷の里芋の話を実家のお寺のお嫁さん=坊守=母の甥のパートナーキヨコさんが、いろいろ詰め合わせて送ってくれました。

里芋、地元で取れた白菜、つけた漬物、地元のきしめん、隣の四日市市のかぶせ茶、伊勢しぐれ、、、。

そしてお寺で作ったかきもち。

かきもち

お供え餅を、鏡開きで切ったり割ったりして、揚げ餅にするのは小さい頃からやっていましたが、、、

私の周りではこのように最初からかきもち用に作るということはしていませんでした。

周りでも、、、あまりないような、、、。

夫さんは九州の人なので、これを見て「おお、かきもちではないか〜」となんかすごく喜んでいましたね。

聞けば、冬のおやつとして火鉢をベランダに出して焼いて食べたそうです。

もちろん、母は「あら〜〜、かきもち〜〜作ったんだろうか。。。懐かしい、、、、」と。

さっそく作る

まずは普段から愛用しているこの厚手のフライパンで。

片方では久しぶりに網で。

極弱火です。

最近はパンもお餅も魚も、このフライパンで焼きます。

「お肉が美味しいフライパン」ということで買いましたが、ほぼ肉を焼いたことない(笑)。

焼けてきました〜〜。

こちらも〜〜

しかし〜〜かたーーい。

これは父は無理だなぁーー。

では揚げてみましょう。

油はもっと多い方がいいですね。(足しました)

おいしく揚がりましたが、ちょっと硬いなぁ。

そこでググってアイフォンに聞いてみましたところ、、、

先に表裏レンジで20秒ずつ、その後焼くか揚げるか。

やってみました。

レンジで火を通すと内側から火が通りますので、なるほどレンジの中で少し膨らんで、その後焦げ目をつける、、、または揚げる、、ということで。

今度は硬すぎず、できました。

硬いかな、、と思いましたが、母曰く、たまに硬いもの食べて歯茎を鍛えなくてはならない、、と。

さっそくボリボリと食べていました。

皆様の中で、いつも作ってるよ〜という方、よろしければ教えてくださいね。

さて、本日日曜日です。

1日に2食の日につき、夕方まで事務所で仕事の続きをしましょう。

夫さんがはるみちゃんのカレーを買ってきたので、今夜はこれです。

その話はまた後で。

 

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