お出かけ

北国ガーデナーズ交流会2024*報告3『吉谷桂子さんの講演』

圧巻の講演

1200枚もの写真から抜粋した写真は350枚。

普通、講演は1時間から1時間半が多いのですが、吉谷さんは2時間でも大丈夫、、、という事前のお話で用意した2時間の最後少しだけ残し、ほぼ2時間使っていただきました。

そしてその講演は淀みなく流れるように。

昨年の吉谷さんのイギリスツアーと代々木のTPGA以降、違う主催での講義講演を何度か聞いていましたが、贔屓目に見ても今回の講演は素晴らしいものでした。

川上さんがブレインズのグループメッセンジャーでこの様に感想を述べていましたので引用します。

『吉谷さんの講義笑は歴史に残る名講義でしたね。哲学、芸術、自然、地球の環境問題などあらゆる視点からガーデンとはなんだろうか?と考えさせられた。 モリスの人間にコントロールできる範囲のオーダー。ガーデンは英国の唯一芸術。バウハウスなんかのモダンデデザイと建築と庭や 家のインテリアは庭の連なりになるように。美学としてのガーデン、、など。など完璧な内容でした。山本先生がおっしゃってた(この講演を聞けたみなさんは本当に幸せ、これを準備してきた吉谷さんに感謝)がその通り。吉谷さんはじめ、参加者の皆さんに感謝ですね。』

本当にその通りでした。

吉谷さんがガーデニングブーム以前から見てきた変遷と、その変化=進化への考察。

さらに深く産業革命時代まで掘り下げ、芸術、哲学、そして今は地球環境と私たちガーデン愛好者との関係と役割までお話しくださいました。

この場にいた皆さんは、本当に良い講義を聞けたと思います。

お話が終わった後には声には出さずとも、皆さんの興奮と感動があった空気感だったかと思います。

当日は吉谷さんの講演に関しては写真を遠慮していただきましたので、キーワードをいくつか。

「ガーデニングは英国が作り出した唯一の芸術」

「庭をデザインするということは植物を絵具にして絵画を描くこと」

「エコロジーの視点の庭づくり」

「ライトプレイス、ライトプランツ=適地適植」

「メンテナンスフレンドリー」

などなど、、、、。

こちらは2004年に行われた二回目の交流会での写真。

この時は私たちオープンガーデンをする人たちに「オープンガーデンは自己実現」という名言を残してくれた吉谷さん。

今回は名言がありすぎて、覚え切れないくらいお話をいただきました。

吉谷さん、本当にありがとうございました。

 

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