日記

お豆しごと

茹で豆

茹でたお豆をミックスにして、日々のご飯に使うのが、ここ数年のマイブームです。

仕事をメインにしていた時には絶対できない台所しごとでした。

昨日、今日で茹でているのはインゲンの仲間。

大豆もたくさんあるのですが、全部いっぺんにやると、鍋も容器も冷凍庫の空きも足りないので、時間をずらして冬のうちに行います。

大福豆、金時(たぶん)、とら豆うずら(福うずら)、貝豆、大手亡、手亡、きたロッソ、士幌インゲン、モロッコインゲン、我が家に伝わるインゲン、白花豆、赤花豆、紫花豆、赤エンドウ。

いつも用意するパンダ豆はじめ、べにや長谷川商店取扱の在来種を用意できなかったのが悔やまれるけど、まずは在庫を全部茹でましょう。虫にやられる前にね。

お豆の戻しですが。

一概に何時間といえませんね。

新しいものは早いし、古いものは遅い。

お豆はすごく長持ちするので、賞味期限は気にしません。

昨年購入の新豆もありますが、めちゃ古いのもある。

最も古いのはマメヒコが畑マメヒコでコテージガーデンに来ていた時の大納言、黒豆、そして今回茹でている貝豆。

少し残っていました。

戻すのに時間はかかったけど、絶対美味しい。

ないのも寂しので今年は播いてみようかと、タネのために少し残しました。

ちなみに、奥のガスにある、この鍋。

はるか昔 40年以上前、夫さんが北欧に研修旅行にいた時のお土産なんです。

洒落てる〜〜〜

まさか夫さんが選べる訳ありません(笑

この時ちょうど友達がフィンランドに行っていて、いろいろお土産を見繕ってくれたんです。

この時のお土産で今も使っているものは、チーズ削りがあります。

チーズ削りは今も活躍していますが、この鍋は仕舞われていたところを、お豆のために鍋が足りず、引っ張り出しました。

底はとても厚いのですが、側が一枚ステンレスなので、いつの間にか使わなくなった。

しかし、よく見るとデザインも良く、プラスチックを使っていないので、オーブンにも入れられますね。

この冬のうちに台所を整理整頓して、いろいろ見直しましょう。

うちのお豆

急いで、殻を外しているのは、梅木家のお豆。

ここ数年エアコンなしでは生活できないほどの、北海道の暑い夏。

三十度以上の日が続くと、花は咲くけどすぐに落ちてしまうことがわかりました。

なので一昨年は9月になってようやく成り始め、昨年も同じくでした。

そんな繊細なインゲン。

タネ用には充実したさやを残し、さいご、竹から外すときに残っていた未熟なさやを残らず取りおき、ストーブの前で乾かしていたものです。さっさと残渣にしたら片付けも簡単だったけど、どうしても捨てられない。(食用に)

このインゲン豆は、江別市に住んでいた叔母から受け継いだものです。

叔母は近所の農家の友達から分けてもらいました。

多分、その友達も叔母より先に亡くなったということで、誰も受け継いでいないかもしれません。

いろんなところで、白いインゲンを見つけたら買うことにしていますが、同じものに出会ったことはありません。

若さやもそうです。

そして、これ以上の美味しいインゲンに出会ったことがない。

うちのご先祖様は120年以上前くらいにこの地に入ってきましたが、お豆はそういう人たちの命を繋いできたのだな、、と、感謝して無駄にせず、いただいています。

今、そのお豆を茹でながら、豆しごと。

お豆を茹でるこつは

十分戻ったお豆を戻し水ごと、鍋に入れ(サイズに気をつける)アクを取るので、お豆から1センチくらいは多めに水を入れ、踊らないほどの火加減で茹でる。少し硬いかなというくらいで火を消し、蓋をして余熱で最後ふっくら炊き上げる。冷めるまでおく。茹で汁も滋味深く美味しいので、スープなどに利用。

・・・・

さあ、最後の我が家に伝わるお豆が炊きあがりますよ。

冷めたら、ミックスしましょうね。

 

 

 

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