母の実家、養泉寺はやはり遠いため、数えるほどしか行ったことがありません。
なので、30年前に亡くなった祖母のキミおばあちゃんとは数えるほどしか会っていませんが、遠い北海道に嫁に来た母を気遣って、母とは手紙のやり取りなどを多く重ねていました。
事あるごとにおばあちゃんの話を聞きましたので、私にとってはとても近い感じがしていました。
私が小1くらいの時、母が私と妹を連れて里帰りをしました。北海道までの道中、体の弱かった母を心配し、祖母が東京まで送ってくれた時のことです。
記憶によるので定かではありませんが、泊まった旅館に外国人がいて、小さかった私は青い目の金髪の初めて見る外人さんにびっくり。
もっとびっくりしたのは、おばあちゃんが英語でペラペラとその外人さんと会話したことでした。
祖父と祖母は戦前、西本願寺からの派遣により、ハワイのお寺に行っていたことがあるので、当然英語をしゃべったのでしょう。
おばあちゃんはとても立派なお坊さんだったということで、そのおばあちゃんのお寺の庭に私の手が入るというのは、本当にうれしいものです。
従妹の住職ケンリョウ君も「孫たちが力を合わせて寺を改修したと、きっと喜ぶよ」と。。。
その住職ケンリョウ君は晩御飯を家族に食べさせるのが何よりの楽しみということで、私をもてなしてくれました。
では、そのご馳走を・・・
まずは、ビーフジャーキーとサケトバ
大きくなった小女子は初めて見ました。この辺では庶民の味ということで、足も早そうなので地元しか食べられないのでは・・
干したもの、茹でて酢でいただいたもの、柳川
松前漬け、好みの味です。ノリの佃煮も山椒いり。私もノリの佃煮には山椒を必ず入れますよっ。
千枚漬けのケンリョ君風
ノビル、初めて食べました。アリウムって、感じ。
クワイのから揚げ。小さくてかわいい。で、ほくほくの栗みたいで、ちょっと苦味もあり、美味。
桑名でとれた高級シラウオ。
さしみ、てんぷら、干物に。。。
ナバナのお浸し。はるですねっ。
この他にもあったような気がするけど、〆はトンテキ。となりの四日市市のB級グルメだそうで、これをケンリョウ君風にアレンジ。
素材を生かした素朴でお味抜群のお料理。手は混んでいないけど、素材を知り尽くしています。お見事でした!
・・・・でも、台所は男の料理の典型で、後片付けが大変そう~(汗)。
坊守さん(お寺の奥様のことをそう呼ぶ)のキヨコさんは、大変よくできた方で、せっせと後片付けしていましたねっ。
ちなみに翌朝は坊守キヨコさんの出番です。
ほかほか御飯に赤出汁の味噌汁。
私のブログチェックを欠かさずしているということで、質問攻めでしたが(汗)、味噌汁の湯気の写し方を伝授しました。
旅のお楽しみ、愛あるごはんのレポートでした。
庭のプラン、さっそくかかります。