昨日、東川町在住ルーマニア出身の横山アディナさん&大樹さんをお招きして、1回目の料理研究会をしました。
対象は月形在住の自称^_^;女性です。
本当は町民なら誰でも受け入れOKなんですけど、一応、そういうことにしました。。
ルーマニアってどこ?
黒海のすぐそば、ウクライナと隣り合わせで緯度が北海道とほぼ同じ。
有名人と言えばコマネチとドラキュラ・・・という解説から時はじまりまして。
アディナさん、3人のお子さんがいますが、8年前に東川に移住するまでは包丁を持ったこともなかったそうですよ。
そのためか、体調や肌の調子が悪くいろいろ試したそうですが、最終的には体内からの改善という事で、食べるものを変えたら家族みんなの体調が整ったというお話をされていました。
で、教えていただいたのはルーマニアでは毎日食べているチョルバというスープ。
日本の味噌汁みたいなものだそうです。
これが持参の発酵キャベツの汁。
キャベツを塩水でつけて乳酸発酵させたもの。
つまりキャベツの漬物の汁みたいな感じで、匂いはまさしく漬物。。。そうですね、ニシン無しのニシン漬けみたいな匂いでした。
じっくり炒め煮した野菜に加えます。まるで味噌汁に味噌を入れるみたいに。
昨日のメニューはコテージ産トマトをふんだんに使ったポテトとお野菜の具だくさんチョルバと玄米リゾットスープ。
品種ごとに瓶詰したトマトのピュレを皆さんに味見してもらい、そのあとスタート。
材料は
玉ねぎ100g、セロリ2~3本、ビーツ1~2個、ニンジン1本、ジャガイモ(煮崩れないメイクイーンなど)、グリーンピース50g、粗ごしトマト(今の時期はホールトマト)またはトマトのピュレ、キャベツの発酵液200ml、セロリソルト、粗塩、塩。
野菜をみじん切りまたはサイコロに切り。。
順番に炒めていきます。
この時、肝心なのは強火にはせず、ゆっくりとうまみを引き出すように。
で、要所要所にほんの一つまみの塩、それも美味しい塩で粗いものを加えていくのです。
ビーツを入れたら、皆さん「おおお~」と~。真っ赤になります。
ジャガイモがまるで紅ショウガの様になり~^_^;
ここで湯を加え、ジャガイモに火が通るまで煮込み。。。
火が通ったらトマトのピュレとキャベツの発酵液を加えます。
最後にセロリの葉やセロリソルト、塩などで好みの塩加減にして、火を止め、少し寝かせます(15分以上)。
少し割愛しましたが、ここで肝心なのは急がずじっくりと、最後に少し時間を置く、そして発酵液です。
発酵液。これが問題ですね。
本来ならこれがなけば本当の味が出ないという事なんですけど、代用するならレモンか酢を少し加えるとという事でした。
が、いただいてみて、思ったほど酸味は感じなかったので、入れすぎに注意と言うところでしょうか。
もう一つの玄米トマトリゾットはなぜか写真を撮っていなくて^_^;
玄米1合、タマネギ200g、ニンニク1かけ、オリーブオイル大5、トマト700ml、塩、ガーリックソルト。
ドライオレガ小1、ローズマリー小1、ドライバジル大1、パプリカパウダー大1、ローストオニオンフレーク大1~2、湯200~300ml。
玉ねぎ、にんにくのみじん切りをオリーブオイルで炒め、湯を入れトマトを入れハーブを入れ、最後に炊いた玄米を入れます。
途中、ポイントポイントで塩を少しずつ加えるというのと、ゆっくり作るというのがポイント。
アントシアニンたっぷりのチョルバと、うま味がたっぷり浸みこんだリゾット。
両方とも、野菜と塩だけなんですけど、ものすごく滋味深い味でした。
そして、なんといても肉や魚や卵がないのに満足感たっぷりというこの不思議。
思うに。
料理=食事=食べるものって、カロリーたっぷりでも、量をたくさん食べても、満足するかっていうと、それだけでは満足できないんですよね。
かける時間が多ければいいというものでもありませんが、バランスのとれた料理、素材がいい料理、身体にやさしい料理、愛情たっぷりの料理っていうのが満足に繋がるのかなぁと。
もちろん、たまにはガツガツとガッツリ食べたくなりますけどね。
次回は2月1日2日の二日間。
今度はどんな展開になるか。そしてどのように月形やコテージガーデンに繋がっていくか。
それが楽しみ。
ちなみに、今回参加してくれたのは月形の農家さんの若い主婦が多かったんです。
わたし、皆さんと仲良くなりたかったので、すごく嬉しいです。
このブログを見て参加したいと思った月形町民の方がいらっしゃいましたら、是非ご連絡ください。