日記

ふるさと

お祭りに出店は今年で2年目です。
言ってみれば同じ敷地内。
でも花を売るという時期でもないし、ほぼ関わって来ませんでした。
昨年から飲食を始めたこともあり、出店を決め今年で2年目。
私は花やオープンガーデンを通してまちづくりを提唱して来たのですが、実は私の町への貢献はゼロに近く、というより全く関わって来ませんでした。
私は月形に住んですでに120年近く。
いわば生粋の月形っ子。
だからこそ関われそうで関われない町のこと。
そんな風に考えていた私。
月形夏祭りは町のイベント実行委員会のもとに行われます。
その存在も知らず(あるのは知っていたけど、どういうものかは知らなかったし、という状態)何気に過ごして来たのですが、お祭りを通してなんとなく様子がわかってきたのでした。

お祭りはみたところ、町外の人が2割、町外が8割。
そして元町民もちらほら。

知ってる顔の人が、ともに還暦を迎えた同級生が、子供達の同級生が、同じ町内会で今は月形に住んでいない人が、立ち寄って声をかけてくれました。

程々には売れましたが、焼き鳥やカキ氷のようにバカ売れするわけでもなく。
でも、売り上げを上げるだけではない意義も自分の中で感じたのでした。
ちょっと大げさですけど、月形を離れた人が地元を訪ねた時に立ち寄れるところ。
たわいのない話をして懐かしい昔に一瞬戻る。
例えば、自分の故郷に帰った時、知っている人が誰もいなくなったら、どんなに寂しいでしょう。
ここに来たら、昔の知り合いに会える。
お祭りやお盆のお寺や一年で一番人が買い物に来る?お盆のAコープ(^_^;)
月形はどんどん人口が減り、ほんとうに寂しい町。
多分ほとんどの人がそう思っていると思うの。
だからこそ、地元でなんとかやっているお祭りに来てもらえるのは嬉しい。
欲を言えば、町民の参加ももっとあればいいなあと。

ちなみにコテージガーデンが出したトマトカレーはこだわりのカレーで、一から手を抜かない自慢のカレー。
周囲を見渡したらお祭り的な食べ物に埋もれて、全く地味な存在。
客層が違うため、月形夏祭りでは売れない=評価低いのでしょうが、たとえ出る数は少なくとも出す意味は大きかったと思います。
「食べてみたかった」
「これは札幌の円山で食べるカレーだわ」
あまりに暇そうなので、付き合いで買ってくれた人がほとんどでしたが、中には励みになる声をかけていただきました。
いつもはコテージファンの皆様の応援でやっている私ですが、地元においては完全なるアウェイ感。
これではイカン( ; ; )とも思ったお祭りでもありました。
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っと言うわけで、地元愛溢れる私の中の矛盾が渦巻く二日間でした。
カレーを食べてくださった皆様、ありがとうございました。

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