昨日は現場一回りの日でもあり、#今見ておかないと ということもあり、atay homeであっても行ってまいりました。
(ちなみに会話したのは、K’s Gardenのガーデナー一人、管理先休業中ホテル支配人一人のお二方とだけ)
私のスイセン物語
スイセンって。
どこにでもあるすごく身近な花であるが故に。
北海道のGWはまさしくスイセンの時期で、エゾエンゴサク、ニリンソウ、スイセン、タンポポってリレーする道端の風景。
小さい頃からそんな馴染みの風景がごく当たり前だった私です。
ノーザンホースパークの庭を任されることになって、右も左もわからない私は、とりあえず来春オープンに何植えなければと、プランもできていない10月末に植えたのは多品種の大輪のスイセンでした。
春になりこの植栽を見て私の師でもある笠康三郎先生から言われた一言。(笠さんは、K’s Gardenをプランするにあたり基本的な考えや細々と指導してくれた、私の師、と言おうか、北海道のガーデンの師でもあります)
「品種を多く植えればいいというものではない。自分がどんな風景を作りたいのか。それを考えてのことなのか」
この意味が理解できていなかった私でした。
そして翌3月に行ったイギリスの春を見て、なるほど。。。と理解するとができたのでした。
その話は「植物生活*北国のコテージガーデンから19」に詳しく書きました。(今、読み返してみるとちょっとニュアンスが違う文面もある。忙しくて自分の文章推考したり、訂正された文章チェックする時間がなかった*言い訳)
さて、昨日のK’s Garden.
スイセンの見所は実は五ヶ所作りました。
写真にある、樹木ボーダー、そのうちハギに覆われるハギの川沿。
そして、スイセンの林、香りの路、シェードボーダー。
しかし。
15年間植えっぱなしのスイセンはそれなりに衰退。
(諸事情により(まだデータの移行ができていない)できた当時の写真をアップできないので、前述「北国のコテージガーデンから19」を是非見てほしい。)
林の中のスイセンが満開を迎えたGWのある日。
苫小牧に住むオープンガーデン仲間のMさんから、「スイセン、咲いたよ。すごく綺麗だよ。見にきて!!」と興奮して電話をもらい、暗いうちに家を出て6時前に到着。
早朝の庭を満喫し、8時には月形に戻ったのでした。
そんな私のガーデン作りの原点でもあるスイセン。
シクラミネウス系スイセン
まだヘッドガーデナーに言っていませんが(汗)
今回。
私はある決心をしました。
それは今残されているスイセンを増やすこと。
っというのも、その後、何度かシクラミネウス系のスイセンをリクエストしたのですが、大量にしかも一年以上前のリクエストに寄らなければ入手できず、またリクエストを受けてもらえたとしても天候不良(生産地の温暖化)で、不良となる事が多いのです。
ジェットファイヤー。
ジェニー。
ジャックスナイプ。
なぜかみんな「J」で始まる。
(そして、、イギリスで撮ってきた写真と微妙に違う様な気もして)
これがピーピングトムなのだけど、イギリスで見たのとは明らかに違う。
多分15年前に頼んだフェブラリーゴールド。
今見ると、これもちょっと違う気がするけど。
この他にもテタテート(これはいつでも手に入る)やマウントフット、リップバンウィンクル。
そしてすっかり消えてしまったのは大好きなタリア。
スイセンを増やす作戦
この後の作業ですが。
①まず、マーキング。名前をつけておきます。品種が混ざらない様に。
②花が終わり葉が黄色くなってきたら掘り上げ。小さいものも捨てない。
③干す(雨に当てない、日に当てない、風通し)
④9月初めに株間を詰めすぎずに植え付け。
⑤小さい球根ですが、すぐには咲かなくともそのうち咲くからと教えてもらいましたので、より条件の良いところろで育成しようかと。
北海道はスイセンの球根育成にすごく向いていると思います。
掘り上げ球根は、仕入れた球根とは比べものにならないくらい良品になっていますから。
ああ、楽しみ。
こちら、今朝の私の庭パトロールで見つけたスイセン(この他に3品種)
一番上のは多分チェッフルネス。
その下は何かなぁ。
では、連休最終日。
二人の息子に送るご飯も作ったので、その話は明日。