山、行ってきました。
登山とかじゃなく「うちのやま」です。
所有している山林の確認のため、元営林署の職員で月形の山を知り尽くしている裏のおじさんを案内人に、父と三男と。
♪石狩川の水清く、増毛山並みゆるぎなし♪
これ月形小学校の校歌の出だしですが、増毛山地(山脈?)のしっぽのほうだと思われます。(正しい名称は調べていません)
その所有する山がどこにあり、どうなっているのかを孫代表三男と娘代表私が確認に行ったというわけです。
話をよく聞いていると、土地はキッチリ直線で区切られていて、その持ち主の希望通りに植林が行なわれれ増す。管理もそのように。
私的には当然手付かずの雑木を望むのですが、トドマツがシッカリ植えられていました。
父は「自分が15歳くらいの時、親父につれてきてもらった」そうで、その後は10年位前の硬雪の頃(3月)梅木家の長男、次男をつれて確認に行ったきり(その時は案内人がいなくてよくわからなかったそう。)
夏の山は初めてで、車で行くのも初めてだそうです。
山は先代、先々代の時代に買い求め、営林署が管理する形になっていて、今の所有者は確認に来る人も少ないようです。(元営林署のおじさんはすべて所有者をしっていてびっくり)
実際、私も山があるという事は知っていても、遠い誰かの話のようにしか聞いていませんでしたから。
何か所かある所有地のうち、昨日行った山だけは自力ではいけないのを知っていたので、無理にでも昨日実行したというわけです(説明長くなりましたが・・・・)
それにしても、ちょっとした冒険でした。
山菜採りの人はもっと山奥に入るらしいけど、車高が高い四駆でなければ難しいほどの坂を登ってきました~。
道はすごいワダチとぬかるみも有りで、運転技術試されます(汗)。
昔、四駆ではなかった時代によく雪にはまりましたが、その時の技術役立ちましたから(笑)。
ここからだよ、というところには大きなイタヤカエデがあり、丁度車にあったペンキで印をつけ、テープもあったのでそのテープを巻いてきました。
林業は遠いどこかの話と思っていましたが、我が家も少しは関わっているのだと、実感しました。
この山は私の祖父が植えたものを父が30年前くらいに売り、その後すぐに植林。
今、太さは直径25センチくらいでしたから、あと30年もしたらいい材になるのでしょう。
そろそろ下枝打ちの頃だととも教えられました。
所有者により管理の程度は様々に見え、もと営林署のおじさんは、いかにいい材を作り、そのためにどのように管理するのかということが、大事だと教えてくれました。
このトドマツを植える前はどんな森が広がっていたんだろうと考えました。
いくつかある山のうち、植林はしていない山もあり、来年の3月の硬雪のころはそういったところへも確認に行こうと思います。
三男には、覚えが悪い私をフォローするよう、代表で連れて行きましたが、「お母さん、山に行くって、こんな大冒険みたいなところって、言わなかったじゃん。孫代表は荷が重過ぎるから、今度は孫全員で行こう」だって。
帰りに月形町の名水「北郷の名水」を飲んできました。
一年経っても腐らないという雑味のない清水はとても冷たく渇いた喉を潤してくれました。
訪れる人のために家のすぐ前を開放しています。
持ち主は一人暮らしの95歳くらいの滝本さん(いい名前)ですが、昨年から入院しているそうです。
誰にでも開放している個人の敷地にある名水。
苦労して開拓してきた先人を思い、感謝して水をいただいてきました。