園芸ガイドなのでおなじみなので、知っている方も多いかと思います。
センス良い小さめの容器に目いっぱい株を植え付けるこの手法は以前から注目され、徐々に広まってきました。
伊波さんには一度お会いして、その方法を惜しげもなく教えていただきました。
でも実際に、伊波さん自身の手で行う寄せ植えを見るのは初めてです。
おそらく、本来3株、入れすぎかな・・・・と5株、それ入らないと思うよと6株、の容器に9株の寄せ植えです。
根洗いをして寄せる方法は雑誌などでも紹介され、ご自身の本にもあります。
実際、私も根洗いして入れることはよくあり、無理に入れたりすることもありますが、ある程度根の扱いを知っている人でなければこの方法はちょっと難しいかも。
今までの園芸とは真っ向から違う、真っ白な頭で考えるとス~っと入りますよ、というこの手法。
さらに穴なし容器での植込みテクニックなど、さまざまな伊波さん方式を教えてくださいました。
土の内容や、水かけの工夫など、伊波さん自身の方法が随所にあってのこの方法。
伊波さんがおっしゃることは「本に書いてあることなど、あてにするな」ということです。
一見、過激に感じますが、私自身いつも思うことでもあり、ポール・スミザーさんも同じことを言っていました。
やはり自分で発見し、納得し、自分のスタイルを作るというのが何よりということでしょうか。
例えば本だけから得た知識で語ると、たぶんそれはすぐに化けの皮が剥がれてしまいますよね。
自分でやってみてどうして失敗するのだろうとか、逆に成功したのはなぜだろうと疑問を持つことが大切ですよね。
今回の講義の中で球根類の寄せ植えの質問が出て、それに対し「球根は寄せ植えに合わない」と、はっきり答えていらっしゃいました。
私自身、球根寄せ植えを提案して、皆様にお勧めいしていますので「えっ、そんなことないよ!」と、心の中で言っていたのですが、その後にこんなことも・・・。
「西武ドームのコンテストでチューリップのバスケット出した人いたけど、あれは相当努力したと思うよ。賞にはいらなったから評価はされなかったけど」・・と。
そのバスケットの作者こそ私自身だったので、こんなところで話のネタになるとはちょっとびっくり。
「そのバスケット作ったの私です~」と、思わず手を挙げてしまいました~。
伊波さんには評価されたように感じたので、ちょっと嬉しかったなぁ。
中身の濃い二日間の講習と園芸店めぐり。
かなり満足のいく今回の休暇でした。